日本のメディアには真似できないような英国メディアのアクション

五輪のテコンドーの試合で台湾選手が出場した際、テレビ中継を行うBBC(英国放送協会)の男性アナウンサーは「チャイニ―ズタイペイ」と紹介したのだが、それに続けて女性アナウンサーはこう解説した。

「かつての名はフォルモサ(英語の台湾呼称の一つ)ポルトガル語で美しい島の意味だ。私もきっとそうなのだろうと思う。二千三百万人が暮らす国家で、彼らは自分たちの島を台湾と呼ぶのを好んでいる」

「フォルモサ」と呼び、「台湾」と呼び、そして「二千三百万人の国家」と称したのである。

それはすべて真実の報道だ。「一つの中国、一つの台湾」と言う否定できない現実をはっきりと国内外の視聴者に伝えたのである。

チャイニーズタイペイ」なる名称の虚構を打ち破り、報道の「中立性」を看板にするBBCの意地を見せたかにも見える。

日本のメディアなら、口が裂けても「国家」などとは呼ばないはずだ。NHK(日本放送協会)などはとくにそうだと思われる。


引用元: ロンドン五輪―台湾を「国」と呼んで喝采浴びたBBC(英国放送協会
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1925.html


BBCのニュースサイトにおける台湾紹介のページで中華民国旗を掲載している