フリーズしたUbuntuを安全に再起動するには

フリーズしたUbuntuを安全に再起動するには

Ubuntuがフリーズし何もできなくなったとしましょう。可能な限りHDDにダメージを与えたり、データをなくすことなく、きれいにOSを再起動したい場合に、このSysRqキーが役に立ちます。

フリーズした場合、Alt+PrintScreen+R+S+E+I+U+Bと押していくだけです。この際、下線で示したキーは常に押しておくこと、そしてそれぞれのキーはコマンドが正しく実行されるように少し長めに押しつづけることに注意してください(例えば、Rキーを1,2秒間押しつづけてから、次のSキーを入力してください)。最初にうまく動作しなかった場合は、今度はキー入力時間をさらに長めに取って、再び実行してみてください。

"Raising Skinny Elephants Is Utterly Boring"(やせこけた象を立ち上がらせるのは、本当にうんざりだ)というフレーズを覚えれば、R+S+E+I+U+Bという流れを覚えられるでしょう。

それぞれのキーの意味は、Raw(キーボードのコントロールをXから取り戻す)、tErminate(kill -15を実行し、プログラムを可能な限り通常終了させる)、kIll(kill -9を実行し、プログラムを強制終了させる)、Sync(メモリ上のデータをディスクに書き込む)、Unmount(すべてのディスクを読み込み専用で再マウントする)、reBoot(システムを再起動する)となっています。

注意:この一連のキー入力では、再起動前に必要なアンマウントプロセスがカーネルに依存しているため、カーネルがフリーズした状態ではうまく動作しません。

フリーズしたUbuntuを安全に終了するには

安全に終了させるためのキーは、最後のキーを除いて「Ubuntuを安全に再起動する」ときに入力したキーと変わりありません。 Alt+PrintScreen+R+S+E+I+U+Oと押していくだけです。以前と同様に、下線で示したキーは常に押しておくこと、そしてそれぞれのキーはコマンドが正しく実行されるように少し長めに押しつづけることに注意してください。

それぞれのキーの意味は、Raw(キーボードのコントロールをXから取り戻す)、tErminate(kill -15を実行し、プログラムを可能な限り通常終了させる)、kIll(kill -9を実行し、プログラムを強制終了させる)、Sync(フラッシュメモリ上のデータをディスクに書き込む)、Unmount(すべてのディスクを読み込み専用で再マウントする)、shutdOwn(システムを終了する)となっています。

注意:この一連のキー入力では、終了前に必要なアンマウントプロセスがカーネルに依存しているため、カーネルがフリーズした状態ではうまく動作しません。


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