天皇陛下が台湾に感謝のお言葉

ありがたい。
それに対し民主党政権の行ったことは醜い。

昨年の東日本大震災の発生後に見られた台湾官民による多大な支援に対し、日本の国民の間では感動、感謝の声が高まったのに反し、政府は台湾の救援隊派遣の申し出を一度は断り、首相の謝意広告の台湾紙での掲載を見合わせ、さらには震災一周年の追悼式典で台湾代表を来賓席から一般席へと追いやった。あるいは複数のマスコミは台湾からの支援を報じるに際し、この国を中国の一部と位置づけた。

このようにさながら中国の属国の如き非礼を重ね、国の信頼を傷つけ、心ある者を切歯扼腕させてきた。

しかしそのような中にあり、聖上におかれては、まことにありがたき極みである。

台湾の中央通訊(通信)社は四月十九日、この日赤坂御苑で開かれた春の園遊会に、台湾の駐日大使に当たる馮寄台駐日代表夫妻が招かれたと速報した。

それによると「天皇陛下は馮寄台氏に対し、台湾による震災義捐金に感謝のお言葉を述べられた。皇后陛下もその傍らで、英語で馮夫人と言葉を交わされた」。

一方、毎日新聞も同日、「台湾の駐日代表が園遊会に招かれるのは初めて。東日本大震災では、台湾から義援金約200億円が寄せられた。外交筋によると、陛下は馮代表に対して『台湾ありがとう』と声をかけられた」と。

恐懼措くところを知らず。

国民の一人として、台湾の恩義には何としても報いなければならないとの思いを新たにしたことだ。

【付記】台湾外交部の章計平報道官は「日本各界の台湾への感謝の行動と、天皇が馮寄台氏に感謝のお言葉を述べられたことは、どれもが台日政府間の友好関係、民間の深い友情を代表するものだ」とコメントした。(台湾紙中国時報、二十日)

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