日本人的感覚

世界を相手に生き抜くために日本人的感覚を捨てるべきだ。
テレビ・ラジオアナウンサーに多いように感じられる。

感覚のずれ

 テレビを見ていますと、いまだに、感覚のずれがあり、相互譲歩という日本人的感覚が北京政府にも通じると錯覚している日本人が多いですね。

宮崎正弘さんが解説していましたが、それを少しアレンジすると下記のようになります)

 こちらが一歩譲歩すれば、相手もそうするだろうという日本人の感覚は、国際社会では通用しない。とくに対北京では絶対に通じない。
 こちらが一歩下がれば、相手は二歩攻め寄ってくる。これが北京の常識。
 民主党の連中は、日本人どうしの喧嘩だと錯覚しているのでは?

(しかしこんな事は戦前に日本人が散々経験してきました。タウンゼントが言っています。↓)

◎本文の一部24『軍艦を盾に賠償金を取った田村総領事』
(以下大意)
 昭和七年の上海事変の直前のこと。
 福州でも収奪目的の学生秘密結社がたくさんあり、ある日本人教師夫妻が脅されていた。
 そこで日本の田村総領事は、福州当局や警察に警備を依頼した。
 中国人の顔を立てたのである。
 ところが、警備にあたった中国兵は、ある日とつぜん姿を消し、日本人夫婦はたちまち殺されてしまった。
 グルになっていたとしか思えない。
 田村総領事は「これは重大な過失である。遺族に五万ドルの賠償金を払うべきだ」とした。
 ところが中国当局は言を左右してまともな返事をしない。
 そこで田村総領事は、日本海軍に打電して軍艦を向けてくれと頼み、それを中国側に話した。
 そうしたら急に五万ドルを持ってきた。
 ・・・・・
 日本海軍は実際に来た。
 中国人には田村式が一番である。
 それ以後、福州では日本人殺害や反日行動がピタリと止んだ。
 日本人は最高の扱いを受けるようになった。

(これは昭和8年に出版されたアメリカ人外交官タウンゼントの本を抜萃した一節です。下記をどうぞお読みください。)

■■■ タウンゼント『暗黒大陸中国の真実』抜萃(オロモルフ)■■■
↓↓↓↓↓
http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/ankoku_tairiku.htm

(ところで、タウンゼントの本の訳はいくつか出ていますが、木村駿吉が紹介した中の一冊は未訳のようです。誰か訳してくれないでしょうか。タウンゼントの本は、日本の常識が世界の常識だと錯覚し歴史に学ぼうとしない日本人への警鐘に満ちています。もちろんタウンゼントがどこまで正しいかについては、いろんな意見があると思いますが)