他国に飛び火

いつまで謝るつもりなのか。

田村重信   他国に飛び火、日韓併合100年に当たっての首相談話
      
 僕は3回にわたってブログで「日韓併合100年に当たっての首相談話」を批判した。

 そこで指摘した一つは、韓国一国だけに談話を出すと他国にも波及するということだ。
 中国、北朝鮮は出てくると思っていたが、台湾(中華民国)からもそれが出てきた。

 以下、関連記事を掲載する。


中華民国」にも謝罪しろ!「菅談話」に台湾でも不満の声―仏メディア
(8月13日9時0分配信 Record China)


 2010年8月12日、台湾外務省の陳銘政(チェン・ミンジョン)報道官は、菅直人首相が日韓併合100年に伴い「韓国に対する植民地支配を謝罪する」談話を発表した件について、「『中華民国』および第2次世界大戦に日本の迫害を受けたすべての国に謝罪すべきだ」と述べた。仏国営ラジオ局ラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)の報道として中国紙・環球時報(電子版)が伝えた。

 陳報道官は「菅談話」について、「日本の第2次世界大戦に対する反省であり、地域の平和と安全維持にとって非常に重要な効果をもたらす」と評価したものの、「日本に本当に誠意があるのなら、『中華民国』および大戦中に日本の迫害を受けたすべての国に謝罪すべきだ」と述べた。


 報道によれば、台湾ではこれ以外にも日本の首相による謝罪が韓国にのみ向けられたことに不満を表す声が多い。「日本に植民地にされたのは韓国だけではない、なぜ『中華民国』に謝らない?」「すべての国に謝らなければ、日本の誠意や善意は感じられない」と言った声が水面下で高まっているという。

 記事によれば、日清戦争後の1895年に調印された日清講和条約(下関条約)で、清朝が領有していた遼東半島(中国遼寧省)、台湾全島、澎湖諸島の主権を永遠に日本に割与することなどが定められ、台湾は1945年まで日本の植民地支配を受けた。(翻訳・編集/NN)


 韓国が、内容を自分の都合に良いように修正していたことがわかった。
 以下、記事を掲載する。


菅談話 朝鮮図書「渡す」→「返還」修正 韓国「自然な表現」
(8月13日7時57分配信 産経新聞)

【ソウル=水沼啓子】12日付の韓国紙中央日報によると、韓国政府は、日韓併合100年に際した菅直人首相の謝罪談話の一部を、意図的に変え韓国語に翻訳していた。「朝鮮王室儀軌(ぎき)」などの図書を韓国に「お渡し」という表現が、「返還」に修正され、外交通商省も12日、この事実を認め、修正を正当化した。


 外交通商省による翻訳文は10日に韓国メディアに配布された。しかし、韓国各紙は、11日付で掲載した談話の全文や要約では「返還」ではなく、「お渡し」を意味する「引渡」という表現を使っている。

 外交通商省の修正について、中央日報は「使われた用語が気に入らないからといって、他国の首相談話を自らの気分に合わせ変えて翻訳していいのか。むしろ正確な表現を通じ、日本政府がどのような考えをもっているのか国民に知らせるのが道理だ」と批判した。

 菅首相は「お渡し」としたことについて「朝鮮王朝時代からの資料は、請求権など法的なものは完全に解決済みとの立場だ」と説明している。一方、外交通商省の報道官は12日の定例記者会見で、翻訳文は「日韓間の合意の下で用意されたものではない」としたうえで、「韓(朝鮮)半島から不法に搬出された文化財が元の場所に戻ってくる場合、『返還』が自然な表現だ」と主張した。