『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.htmlより
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【読者反響】「ついに一線を越えた高金素梅」について
その一
読者
私も上京の折には必ず靖国神社を参拝するので、いまだに高金素梅の名前を聞いただけで靖国神社を汚された気がして腸が煮えくり返りそうです。日本の靖国神社で狼藉を働いたこの人物の日本入国を禁止して、台湾からも出国禁止にすべきであり、立法委院の選挙で落選すべきなんです。また、この人物を日本に招いた社民党(最早、日本の政党に非ず)を絶対に許してはなりません。そもそも、彼女は一般の台湾人(特に年配の原住民)に嫌悪され、人間性にもかなり問題があるようにも見受けられます。日本人が彼女に遠慮する必要なんて一体何処にあるのでしょうか?
元来、保守の弱体化は今に始まったことではなく、2001年9月11日のテロ事件以降、一部の日本の保守が必要以上にアメリカに擦り寄るようになってから、内部分裂を起こし、バラバラになった事が原因だと思われます。 小林よしのり氏を始めとする保守が左翼の欺瞞を徹底的に暴き、左翼を追い詰めたにもかかわらず、保守の間でのゴタゴタのお陰で左翼が盛り返してきたとも言えます。
そもそも、親中左翼に常識も思想もなく、国家解体が唯一の目的だというのが弱点であり、恐れる必要は全くないのに、連戦連敗してるのは、保守が内部紛争で弱体化しているからではないでしょうか?
ここまで来ると、我々、一般国民が声を上げていく以外にはないのではないでしょうか?最早、NHK、朝日新聞等のメディアは全く当てになりません。私もNHK、JAPANデビューのデモに参加して以来、「台湾の声」を購読して、ネットで色々調べる内に事実を知ることができました。やはり、日本と台湾はお互いの国益を重視した上で国交を回復し、極東アジアの平和に貢献すべきなんです。 もし、台湾が中国と統一したら、日本は完全に終わりです。日本人には是非この事を自覚して欲しいです。更に極端なことを言えば、中身のないテレビなんか消して、本を読みネットを見て自分自身でよく考えないと事実は何も見えてこないという事を是非とも知って欲しいです。
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【読者反響】「ついに一線を越えた高金素梅」について
その二
一親台湾日本人より
金素梅に関する本日の林先生の報告は全く正鵠をつくものです。
数日前Uチュウブの台湾関係を検索していたら立法院での素梅の質議がUPされていました。相手は前駐日大使の許階生博士、尖閣諸島海域での台湾漁船の不当操業中の沈没事故への対応を非難するものでした。温厚な許先生の誠実な応答に金切り声を張上げヒステリックに叫び非難する素梅の姿に四人組裁判で裁判を非難する江青の態度を彷彿とさせるものを感じました。大陸でよく見る正に中国女性のヒス状態そのものです。 素梅の実像がよく表れています。
林先生の報告通りの眷村育ちの非台湾人そのものです。台北市内の眷村を訪ねたことがありますが一歩中に入るとそこは完全な中国人長屋群で台湾世界とは非なる大陸的生活言語の栄民世界でした。恐らく台湾人もあまり知らない世界では。明石総督の墓もその一帯に在って破損されていましたが後に陳水偏政権によりきちんと整備された公園墓地へ移転再建されました。又素梅らの靖国神社での暴挙の映像では日本語の通訳が付いていますがその日本人通訳の声は60代以上の文革紅衛兵運動に絡んだ左翼系反日支援者の感じがします。この様な映像が台湾を反日国で中国と同じ思わせるもので日本人に誤解と不当な認識を与える大きな力になるのでそのつど、きちんと反論するべきだと思います。
その点林先生の今回の報告は正論です。
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以下原文
【激論ムック最新号】ついに一線を越えた高金素梅
激論ムック・最新号「迷走日本の行方」より転載(書店販売中)
「台湾の声」編集長 林建良(りんけんりょう)
2009年8月11日、原住民枠で選出された台湾の国会議員
高金素梅やその配下が、土足で靖国神社の本殿に登り、ハンド
マイクで「先祖の霊を返せ」と騒いだ。この不埒な行動を阻止
しようとする老齢の守衛がもみ合いの中で軽傷を負ったが、
一行はこの犯罪行為を日本政府に追及されることもなく、抗日
勝利宣言までした。その直後、高金素梅は北京に行き、胡錦濤に
「台湾少数民族による外来侵略勢力への不撓不屈の闘争」と称え
られた。
日本人が中国の慰霊施設でこのような騒ぎを起こしたら、ど
うなるのか。中国からなんの咎めもなく意気揚々と日本に戻れ
るのか。日本政府になんの抗議もなく、外交問題にも発展しな
いですむのか。これは絶対あり得ない。中国だけでなく、どん
な国でも慰霊施設で狼藉するような行為は到底許されることで
はない。しかし、世界の常識ならあり得ないことが、日本では
現実に発生したのだ。
●まず、高金素梅とは何物か。
その名が日本で知られるようになったのは二〇〇二年だった。
靖国神社に「先祖の霊を返せ」と抗議したことをNHKが大々
的に報道したことをきっかけに注目された。その翌年、彼女は
靖国神社とそこを参拝した日本の首相を相手に「苦痛を与えら
れた」として訴訟を起し、日本のマスコミが「反靖国台湾国会
議員」を扇情的に取り上げたお陰で、彼女は一気に有名になっ
た。
今や反靖国のシンボルになった彼女は二〇〇二年まで、靖国
神社の「や」の字も知らなかった。靖国問題という政治テーマ
を教えたのは日本人たちであった。靖国神社に無知だった彼女
が、日本の左翼の誘いに飛びついて反靖国活動を開始したのだ
。
高金素梅の母親は台湾原住民のタイヤル族だが、父親は戦後
台湾渡ってきた中国人の軍人である。中国人の軍人は台湾人を
大量に虐殺した一九四七年の二二八事件の加害者としてのイメ
ージが強いため、台湾人に嫌われている。彼らは中国人意識が
強く、人生の大半を台湾で過ごしながら、台湾人ではなく中国
人であると強く主張している。そのために台湾で生まれ育った
彼らの子供たちも、高金素梅のように台湾人としての意識は薄
く、中国人としての意識が強烈だ。
高金素梅は高校卒業後、すぐ芸能界に入り、タレントとして
活躍した。しかし、芸能活動よりもスキャンダルが彼女を有名
にした。数々の不倫騒動からスキャンダル・クイーンのあだ名
をマスコミに付けられ、しばしばワイドショーや週刊誌のタネ
にされた。今回も政治家との不倫騒動の真っ最中での来日であ
った。
タレント時代の彼女は、「金素梅」の名前で芸能活動を行い
、中国人だと自分のことを強調していたが、比較的に当選しや
すい原住民枠で立候補するため、彼女はタイヤル族である母親
の苗字「高」を加えて、高金素梅としたのである。
今回の騒ぎの企画立案者でもある高金素梅の側近の張俊傑は
中国との繋がりが深く、台湾を中国に併合させることを目的と
する組織「中国統一聯盟」の前幹事長でもある。張氏は以前か
ら、原住民を中国に送り込んで中国の政治イベントに参加させ
たり、台湾原住民に「統一思想」と「中国人意識」を植え付け
るなど、明らかなる中国の協力者である。こうして原住民の身
分を利用して起こした一連の「抗日騒ぎ」は、タイヤル族のた
めではなく、ましてや台湾のためでもない。それは彼女を利用
した親中反日左翼の新たな手口であるのだ。
●台湾を利用する中国の「抗日迂回戦略」
胡錦涛政権は江沢民時代とは違って、微笑外交で日本に接近
するよう方針転換をした。実際、胡錦涛に強い影響力を持つと
される時殷弘・中国人民大学国際関係学院教授は、「対日接近
は最も必要であり、中国の安保、外交環境の改善に価値ある『
迂回戦略だ』」(『戦略と管理』二〇〇三年二月号)と述べて
いる。対日接近を「迂回戦略」と考えているのだ。高金素梅の
ような「反日台湾人」を利用して靖国と歴史のカードを切り続
けるのもその一環だ。反日の基本路線に変更なしと言うことだ。
中国は、周辺諸民族を支配下に置かなければ、満足する国で
はない。その長年の悲願とは一度も支配下に置いたことのない
「東夷日本」を完全に支配することだ。日本に仕掛けている中
国の全面戦争の兵器は、核ミサイルや日本領海でうろちょろし
ている潜水艦だけでない。日本人が理解しなければならないの
は、日本内
部の親中左派勢力こそが日本の国力と財産を根こそぎ奪い取る
中国の尖兵だということだ。一連の靖国問題を「台湾人」に関
与させ、手引きしてきたのが日本人であることも、その象徴的
事例なのだ。
●親中左派の跳梁と保守の無能
日本の親中左派勢力は確実に戦果をあげつつある。民主党親
中左派政権の誕生も、最たる戦果と言えよう。裏返してみれば
、これは保守派のだらしなさの証明にもなろう。親中左派が中
国と連携して教育、マスコミ、芸能界、労組に手を伸ばしてい
ることを座視しているのではないか。更にひどいのは、自民党
保守政権も中国に媚びていたことだ。安倍、福田、麻生政権が
発足当初から靖国神社参拝しないと言明したのも、媚びの心理
が働いていたと言える。そもそも国の為に犠牲になった英霊を
慰めるかどうかを、外国の顔色をうかがって決める必要がどこ
にあるのか。自民党政権内部に蔓延るエセ保守は親中左派以上
に中国に媚び、極秘情報まで売り渡すという無様な事態になっ
ている。
中国の対日内政干渉には、絶えず日本国内の左翼グループが
援護射撃を行ってきた。その結果、中国の代理人となった親中
左派が各界に盤踞し、内部から日本を崩壊させられるほどの力
を持つようになった。台湾にも原住民を反日の尖兵にして靖国
に代理戦争を仕掛けることは、攻撃力を増強しながら、台湾と
日本を離間させるという一石二鳥の戦術でもあるのだ。そのよ
うな内外から挟み撃ちのできる態勢はほぼ完成に近づいている。
手を汚さず、日本を落城させる戦略の端倪は、この高金素梅に
よる騒ぎでみることができる。
●思想のない親中左派思想
左派思想とは、公よりも私を優先させる自由と人権を擁護す
る思想であるはずだが、戦後日本の左派は、元々自由人権と個
人の権利が保障されている日本で人権思想や個人主義を吹聴す
る一方、中国の一党独裁や専制統治になんの異論も唱えていな
い。靖国に執拗に攻撃していることも然り。反戦と訴えながら
、過去の軍国主義に攻撃しておきながら、現在進行中の中華覇
権軍国主義に目をつぶっている。彼らの運動は本質的には中国
に対する事大主義だけなのである。事大主義に走ること自体、
すでに彼らが権力志向になっていることを意味しよう。つまり、
日本の左派とは左派思想のない左派で、日本という国を崩壊さ
せるだけ
を目的としているのだ。しかし、これほど空疎な思想に基づく
勢力に連戦連敗の保守もどうかしている。
●酷似する日本の「反日」と台湾の「反台」
実を言えば、国の裏切者や、それを放置する国民と、それを
後押しするマスコミの存在など、日台両国の社会状況は極めて
似ている。日本の「反日」と台湾の「反台」の両勢力は、思考
、行動パターンがほぼ同じだ。どちらも、よく似た戦後思想状
況の落とし子なのだ。戦後、日本では祖国否定の思想によって
学界、教育界、マスコミが支配され、日本肯定思想は異端視され、
罵倒されてきた。台湾では二十年間続いた李登輝・陳水扁台湾人
政権でも蒋介石によって台湾に持ち込まれた台湾軽視の大中国思想
を抹消することができなかった。
高金素梅をここまで大胆にさせたのは、もちろん背後にある
中国の存在であろう。しかし、もっと深く考えれば、中国に対
する媚びが日本全体に蔓延しなければ、果たしてこれほど不埒
な行為ができたのかとも思う。日台両国の愛国者が、喜んで中
国のコマを演じる彼女を批判するのはもっともだが、自らの戦
略的錯誤も反省すべきではなかろうか。
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