今後の警備活動に影響が出かねないとの判断から一部は公開されない見通しだが、逮捕された全員が送検前に強制送還されており、公開による捜査上の支障はないと判断した。海保幹部は「社会の要請に応え、できる限り公開する方向で検討している」とした。
香港のフェニックステレビは１８日、沖縄県・尖閣諸島（中国名・釣魚島）に香港の活動家が１５日に抗議船で上陸しようとする際の様子や、阻止しようとする日本の海上保安庁の巡視船との攻防を撮った映像を放映した。同テレビは記者を抗議船に同乗させていた。映像では、中国国旗を掲げた抗議船が同諸島の魚釣島の浅瀬に乗り入れると、旗を持った活動家らがはしごで降りて海に入り、魚釣島に向けて泳いだ。島の上には多数の日本側の当局者の姿が映っている。実際に上陸した場面は動画ではなく静止画で放映された。抗議船の前方には魚釣島が見え、巡視船数隻が並走したり、抗議船に向けて激しく放水したりする場面も。抗議船の真横に付いた巡視船に対して、ブロック片のようなものがぶつけられる様子も映っていた。抗議船側の誰かが投げたものとみられる。
「今後の警備活動に影響が出かねないとの判断から」と言う、なぜ中国に譲歩しなければならないのか？
「毅然とした態度で、かつ冷静沈着に不退転の覚悟で臨む」の首相の言葉もむなしい。
