韓国大統領が不法入国(竹島上陸)

駐韓大使召還など生ぬるい。

ソウル=黒田勝弘】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が10日午後2時ごろ、日本固有の領土で韓国が不法占拠している島根県の竹島(韓国名・独島)を訪問した。これまで韓国の首相や閣僚の訪問はあったが、大統領の竹島入りは初めてで、日韓関係の悪化は必至だ。

 日本政府は、李大統領の訪問計画が明らかになった9日、ソウルの日本大使館を通じて中止を申し入れていた。結果的に申し入れが退けられたことで、日本政府は武藤正敏駐韓大使を召還する方針だ。

 李大統領は、実兄の李相得元国会議員が不正資金事件で逮捕、起訴されるなど側近の不正が相次いで発覚したことで求心力が低下。12月の大統領選を控え、政権末期でレームダック(死に体)となっている中、 日本からの解放記念日である15日を前に強硬姿勢を示すことで、求心力を高めたいとの思惑があるとみられる。

李大統領は昨年9月、テレビ番組で竹島に「行きたければ年内でも訪問できる」と述べていた。今年4月以降、韓国の閣僚や与野党の国会議員が相次いで竹島を訪れた。

 これに対して、自民党国会議員が昨年8月に竹島北西の韓国・鬱陵(ウルルン)島視察を目指したが、韓国側は認めなかった。

 竹島をめぐっては、日本の平成24年版防衛白書竹島を「わが国固有の領土」と明記したことに、韓国外交通商省が抗議。日本も韓国の国防白書の記述をめぐって抗議している。

引用元:産経ニュース
【韓国大統領竹島訪問】韓国大統領、竹島上陸 日本の中止要請無視、駐韓大使召還へ