「1時間あたり1015マイクロシーベルト」という放射線量

ネットで検索してみると
自然界にも放射能があり、実は,食べ物や我々の身体の中にも放射能があるらしい。


A:シーベルトと言う単位(Sv)
Q:放射線が人間の身体に与える影響の単位を"シーベルト"(Sv)と言う単位であらわします。 1シーベルトの千分の一が1ミリシーベルト、1ミリシーベルトの千分の一が1マイクロシーベルトです。

Q:どれくらいの被曝線量で実際に身体に障害が起こるのか?
A:じつは、医師が放射線を使って患者さんの診療を行う場合、一番気をつけることは妊娠初期のお母さんの検査です。その際,胎児への影響、すなわち胎児奇形が起きないかということです。胎児奇形が最も少ない量で生じる障害の例です。幸い,胎児奇形もある一定の量以下では起きず,100ミリシーベルト以下の量の被曝では、胎児奇形を全く心配する必要はありません。なお、我々身体の血液の変化は250ミリシーベルト以上、脱毛は3000ミリシーベルト(3シーベルト)以上、皮膚の変化は5000-10000ミリシーベルト(5-10シーベルト)以上の量で生じることが知られています。ちなみに全身に一度に4000ミリシーベルト(4シーベルト)以上被曝しますと骨髄機能不全による死に至ることになりますが、病院ではこのような量まで被曝することはまずありません。自然放射線被曝のところでも書きましたが、健康に心配を与え環境に影響を及ぼすのは、ある一定量(100ミリシーベルト)以上の被曝で起きることであり、100ミリシーベルト以下であるなら全く心配ないと言うことです。

Q:病院で放射線・放射能を使う放射線科医や放射線技師、看護師さんたちは、どれくらい被曝しているのですか?
A:医師や技師、看護師は一年間にどれくらい被曝しているか測定していますが、ほとんどが1ミリシーベルト以下の被曝です。どんなに多い場合でも、2-3ミリシーベルトです。実は、法律によって放射線・放射能を扱う医師・技師・看護師は年間20ミリシーベルトを超えないように、また一般人は1ミリシーベルト(自然放射線による被曝、病院での診療を受けたことにより生じた被曝を除く)を超えないように定められています。したがって、病院では、定められた法律をきちんと遵守しているのです。
参考資料放射線業務従事者の職種別平均線量当量


引用元: ,
"http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/hoshasenbu/qa.html"