普天間基地問題

沖縄は日本の国土である。
日本の国土は日本が守るのは当たり前の話だ。
正論。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成22年(2010年)5月7日(金曜日)貳 より

(読者の声1)沖縄普天間基地問題をめぐって、“ルーピー”鳩山首相を批判する声が噴出しておりそれは当然のことであるが、保守論壇の中にも日米安保体制堅持の立場からの米軍基地肯定論が数多いが、沖縄問題の本質を忘れている議論が多いのは残念である。
以下本質論を整理したい。
1)沖縄問題の原点は昭和20年6月沖縄守備軍玉砕直前に海軍根拠地隊司令官の太田実少将から海軍次官宛に発信された訣別電報に述べられた「沖縄県民カク戦ヘリ後世格別ノゴ高配ヲ賜ランコトヲ」の血涙の言葉に尽きる。沖縄戦の実相は当初の1ヶ月間はまともな戦闘が展開されたが、以後の2ヶ月近くは米軍による一方的な我が軍民の殺戮戦であった。
米軍は通常火力に加えてナパ−ム弾、毒ガス、火炎放射器などありとあらゆる非人道的兵器を使ってわが将兵も民間人も見境なく殺戮しまくった。
記録では沖縄戦におけるわが民間人の死者は9万4千人といわれるが、実際には15万人に及ぶとの説もある。米軍はわが県民を殺戮するだけでなく、捕虜とした婦女子に対して暴行と強姦の限りを尽くし、満州におけるソ連軍の非道と何ら異なる所はなかった。鬼畜米英とは宣伝ではなく実態であった。
ひめゆり部隊など多くの民間人が何故自決の道を選んだのか、その理由はここにある。その絶望的な戦闘の中で、敵を2万人も屠ったのはまさに沖縄県民の軍とともに戦った勇戦敢闘の賜物であった。我々はかつてのカルタゴの玉砕戦を彷彿とさせるこの時の沖縄県民の英雄的奮戦に最・u桿@・隆脅佞鯤!)欧覆韻譴个覆蕕漫・・。

(2)戦後も米軍の非道な軍政下、沖縄県民のなめた辛酸は想像を絶するものであった。アメリカ占領軍の言論統制とこれに追随する左翼反動マスコミの報道管制下、少なくとも数千人かそれ以上のわが婦女子が鬼畜米兵によって暴行、強姦され、その結果多くの混血児が生まれている。巧妙な米軍と左翼マスコミは反米感情をそらせるために、沖縄戦における日本軍の県民虐殺や集団自決の強制といったデッチアゲを盛んにPRすることとなった。
しかし沖縄県民は戦時中そして戦後米軍が何をしてきたのかを知っている。

3)沖縄問題の本質は、上記を理解することと、いったい誰が日本と沖縄を守るのかということである。
沖縄には米軍が2万2千人いるのに対して、わが自衛隊はわずかに2千人余に過ぎない。沖縄と極東の防衛はわが国が主体的に行うという方針さえ明確にすればよいのだ。
米軍にはグァムやサイパン、ハワイに引き揚げてもらえばよい。沖縄は日本の神聖な国土である。日本の国土は日本が守るのは当たり前の話だ。沖縄問題の解決はわが国が自主防衛体制に移行することによってのみ達成される。「日本は米国によって守られているのだから、基地の負担は当然だ。」という議論が保守系マスコミや保守政治家から発せられているが、まさに奴隷の議論である。
再度言う。日本と沖縄を守るのは我々日本人である。また朝鮮半島から台湾、東南アジア安全保障に日本も当然責任を持たなければならない。
その意味では現在のルーピー鳩山政権も自民党も同じ穴のムジナに過ぎない。道は日本の自主独立か、対米従属かである。対中韓従属など論外である。
武蔵国杉並住人)

沖縄県知事と会談

この姿??