「除日(じよじつ)の夜」の意。
おおみそかの夜。除夕(じよせき)。冬の季語。
《広辞苑・第五版》除日は、古い年を除く日と云う意味で、大晦日を表す言葉です。
その除日の夜ですから、除夜。また除夕となります。除夜には、産土神を祀る神社に詣で、そのまま神社に籠もり一晩中起きて新
しい年神様を迎えるというのが本来の過ごし方でしたが、その行事が徐々に
簡略化されてきています。現在もなお元日の未明に神社に参拝するといった風習が各地にありますがこ
れなどは、夜通し神社に籠もった行事の名残と云えます。また、除夜のよるに早く寝てしまうと白髪になるなどの言い伝えがあります
が、これも夜通し起きて年神様を迎えるという風習を破るという禁忌に対す
る神罰を表したものなのでしょう。
【日刊☆こよみのページ】2009/12/30 号 (No.1187)