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IE11:自動構成スクリプトのアドレスに file プロトコルでアドレスを指定できない。

IE11 では、自動構成スクリプトのアドレスに file プロトコルでアドレスを指定することはサポートされていません。

例えば以下のような指定は無効で、この指定では自動構成スクリプトを利用することができません。

C:\temp\proxy.pac
file://example/proxy.pac

動作変更の背景

もともと IE10 以前でも、上記のようなfile プロトコルによる指定は推奨されていませんでした。理由は、IE だけではなく、他のアプリケーションも自動構成スクリプトの設定を利用するものがあるためです。

さらに詳しくいうと、IE が通信に利用するモジュール “WinInet” では上の指定は有効なのですが、Windows Update などが利用する通信モジュール “WinHTTP” では、file プロトコルによる自動構成スクリプトのアドレス指定はサポートされていません。そのため、IE は問題なく自動構成スクリプトを利用でき、通信が行えても、Windows Update 等の他のアプリケーションが自動構成スクリプトを利用できず、問題が発生することがあるのです。これは以下の技術文書でご紹介しています。

自動構成スクリプトの指定方法によって Windows Update が失敗する

http://support.microsoft.com/kb/890444/ja

以上のような背景を踏まえ、file プロトコルでのアドレス指定は、Windows Update 等 WinHTTP を利用しているアプリケーションとの相互運用性を向上させるため、IE11からサポートされなくなりました。

なお、アドレス指定を変更していただくあいだの暫定的な対応策として、以下のレジストリを設定していただくと、IE11 でも file プロトコルでのアドレス指定が有効となります。

キー : HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
値 : EnableLegacyAutoProxyFeatures
種類 : REG_DWORD
データ: 1

ただしあくまで暫定的な対応のために用意された方法です。

自動構成スクリプトは http またはhttpsプロトコルでアクセス可能な Web サーバーに配置していただき、アドレス指定に切り替えていただけますよう、お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。

以上の内容は、以下のブログ記事でもご紹介しております。

Understanding Web Proxy Configuration
http://blogs.msdn.com/b/ieinternals/archive/2013/10/11/10456140.aspx




Japan IE Support Team Blog : LAN のプロキシ サーバーの設定について
http://blogs.technet.com/b/jpieblog/archive/2014/10/08/3636387.aspx

fileプロトコルが使えないわけがわかった。