「iPhoneがSafariのセーフブラウジング機能を通じてデータを中国に送信している」と指摘

AppleGoogleだけでなくTencentにもデータを送信していることについても、前述の中国企業に対するiCloudのデータ移管が中国の法律にのっとった結果だという点に触れて、グリーン氏は「Appleにはそうするより他に選択肢がなかったようです」と一定の理解を示しています。一方で、「Appleはユーザーに黙って中国にデータを引き渡したりするべきではありませんでした。ジャーナリストがAppleから情報をすっぱ抜いたからこそいろいろな事実が明らかになったものの、我々にはまだ知らないことがたくさんあります」と指摘し、都合の悪い事実を表沙汰にしないAppleの姿勢を改めて非難しました。


グリーン氏はさらに、「Appleには2つの異なる顔があります。1つは「Find My」機能などのテクノロジーを駆使してユーザーの自由を最優先にする企業としての顔。もう1つは中国におもねってユーザーの自由を犠牲にする企業の顔です。Appleはこの2つの顔を自在に使いこなせると思っているようですが、私には大いに疑問です」と述べて、付和雷同な対応を見せるAppleへの不信感をあらわにしました。



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