連邦通信委員会(FCC)が「One Touch Make Ready(OTMR)」というルールを承認

Google Fiberのような新規参入企業がインターネットサービスを提供するには、通信ケーブルを既存の電柱に新しく設置しなければなりません。ところが、電柱に新たなケーブルを接続するためには、すでにケーブルを設置している企業が自社のケーブルをズラし、新規参入企業が新規アタッチメントを接続する場所を空ける必要があります。


この準備段階の工事は関係する全ての企業が行わなければならず、場合によっては数カ月から数年にも及ぶ工事になるとのこと。Google Fiberは「既存のインターネットサービスプロバイダ(ISP)であるコムキャストAT&Tが新しいケーブル設置の工事にとても長い時間をかけるため、事業の展開が複数の都市で遅れている」と主張し、FCCに対して「One Touch Make Ready(OTMR)」というルールを承認するように要求しました。

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OTMRは新規参入企業が既存のプロバイダが設置したケーブルを動かし、自分のケーブル用のアタッチメントを設置するスペースを確保できるというもの。コムキャストはこの要求を拒絶するようにFCCに求めましたが、「これは新規参入企業の利益になるものの、既存の企業に対してリスクを負わせるものではない」としてコムキャストの要請を却下しました。


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