win7sp1 x64 使用状況

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タスク・マネージャのパフォーマンス・タブの見方タスク・マネージャのパフォーマンス・タブの見方(Windows 7/Windows Server 2008 R2編) − @IT

■キャッシュ済み
 これは、キャッシュ(SuperFetchの分も含む)として利用されているメモリ領域のサイズを表す。キャッシュは、パフォーマンス向上のためにファイルのデータを先読みしたり、書き込み済みのデータをそのまま保持しておいて、後で再利用したりできるようにするために利用される。また実行済みのプログラムやリソース領域をすぐにクリアせずに残しておいて、プログラムの再起動を高速に行ったり、SuperFetch用の領域などとしても利用される。キャッシュに保存されているデータやプログラムは、ディスクへのアクセスというペナルティなしに高速に利用できる。

■利用可能
 これはWindows 7およびWindows Server 2008 R2のタスク・マネージャで新設された項目である。キャッシュ済みではあるが、要求されれば空きメモリとして扱われる(プロセスに割り当てられる)サイズと、本当にフリーな未使用のメモリ領域(次の「空きメモリ」)を加えたもの。上の「キャッシュ済み」の中でも、SuperFetchなどの部分はすぐに解放して空きメモリとして扱うことができる。そのような、仮にキャッシュとして使われている部分と、次の本当に未使用の部分をまとめて「利用可能」としている。Windows VistaやWindows Server 2008でSuperFetchを有効にすると、SuperFetchなどのために「空きメモリ」サイズが限りなく0に近付くので、ユーザーがメモリ不足であると勘違いしないように用意された項目だと思われる。

■空きメモリ
 使用済みでもキャッシュ済みでもない、本当に何の用途にも使われていないメモリ領域のサイズ。システム起動時には最大サイズだが、サービスやユーザー・プログラム、SuperFetchなどの実行に伴い、だんだん少なくなってくる。プログラムやサービスなどでメモリが必要になると、まずこの空きメモリ領域が使用され、それでも不足するなら、キャッシュ済み領域を解放しながら(もしくはページ・ファイルにスワップ・アウトするなどして)、要求したプログラムにメモリが与えられる。なおWindows 7では、デフォルトでは高速なドライブの場合はSuperFetchが自動的に無効になるなど改良されているため、このサイズが常に0に近付くというわけではない。