祝 海の日


本来は今日では無いが、自民党政権がB層にゴマ擦ってこうなってしまった。

■□■□■ 海の日のもとになった「明治丸」(オロモルフ)■□■□■

 国民の祝日である「海の日」は、7月20日に近い第三月曜日とされていますが、これは、明治九年に明治天皇が「明治丸」という船にお乗りになって、北海道まで行幸され、さらに太平洋側を通って七月二十日に無事横浜にお着きになられた快挙を記念したものです。
 天皇が史上はじめて太平洋の外洋にお出になられた行幸だったそうです。
 お付きの方々は、万一の場合にはお助けするために死を覚悟して乗船していたそうです。

明治丸」は明治七年にイギリスで竣工した約1000トンの鉄船で、本来的には灯台巡視が目的でした。明治初期には灯台のメンテナンスがきわめて重要だったので購入したのです。
明治丸」はその後さまざまな職務につき、現在は国の重要文化財として保存されていますが、私がこの「明治丸」に興味を持ちましたのは、明治二十二年に津軽海峡横断の海底ケーブル敷設を、日本人だけの力で初めて成功させたときの布設船でもあったからです。
 この時の現場責任者は、日本のモールス符号を考案した旧幕臣の有能な技術者、吉田正秀でした。

明治丸」の生涯は、東京商船大学編纂の『明治丸史』(昭和57年)に詳しく記されています。
 以下の写真は同書のグラビア頁からの複写です。




(1)明治九年、函館にお着きになった際の「明治丸」の図

(2)同じ時の写真

(3)船内の御座所

(4)明治三十五年ごろの「明治丸

(5)昭和五十一年の百周年記念式典での「明治丸

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