雑学

 「政府の憲法九条案は、一個の空文に過ぎない。わが国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故にわが党は民族独立のためにこの憲法に反対しなければならない」(原文はカタカナ)。
 1946年8月24日、日本共産党を代表して野坂参三氏が発言した。その発言は、翌日の『官報号外 衆議院議事速記録第35号』にはっきり残されている。