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銀行決済における「XML電文」

ただ、これは現実には問題を引き起こしている。たとえば、SEPA (Single Euro Payments Area)では、「XML電文」で送られてきた「発信者名」において、受取側(の銀行とか)で理解できない文字が入ってたら、その文字を捨ててしまう運用が行われている(ところが多いらしい)。さすがにこれはまずいだろう、とのことで、2009年頃からSEPA Requirements for an Extended Character Setという、いわば「縮退マップ」が模索されているのだが、現時点ではBest Practices扱いで、アクセント付きラテン文字すら強制には至っていない。

すなわち、ISO 20022に従った「XML電文」において、いくら日本国内で漢字を使えるようにしても、国際的には無意味ということである。それどころか、カタカナのやり取りすら国際的には怪しい。国際的な「XML電文」においては、「発信者」などの名前は、現時点ではA~Zの26文字(つまりはICAO 9303)にとどめておくべきだろう。

その一方、国内の「XML電文」において、漢字を使えるようにするのは、それなりに意味がある気がする。ただ、日本の人名用漢字において、たとえば「渚」と「渚」を見分ける必要があるのなら、互換漢字(U+FA46)の使用はISO 20022では御法度なので、IVSを使わねばならない。IVSを使う場合、のどちらを使うのか、は意識しなければならず、その意味では、使える漢字の一覧表と、そのIVS一覧表を準備する必要がある、ということだろう。

ソ-ス:ISO 20022における漢字コード | yasuokaの日記 | スラド

関連:
ISO 20022におけるカタカナコード | yasuokaの日記 | スラド