基本的には2種類しかないLinuxのユーザー
Linuxでは、ユーザーは2種類しかありません。システムのすべてをコントロールできるrootというユーザーと、それ以外の一般ユーザーです。一般ユーザーはすべて平等で、権限に差はありません。権限という観点から見るとWindows NT/2000に比べてシンプルな構造ですが、より重要なことはファイルに対する考え方の違いでしょう。Windows 2000が標準でファイルを「Everyoneフルコントロール」として作成するのに対して、Linuxでは原則としてフルコントロールできるのは自分のみで、他人には読み取りの権限だけを設定した状態でファイルを作成します(編注)。その意味では、よりユーザーという概念を徹底しているといえます。
また、Windows 2000とは違った形ですが、「グループ」という概念もあります。これは実行権限というよりは、後述するようにファイルに対するアクセス権の観点からユーザーをまとめたものです。
編注:umaskの設定を変更すれば、この限りではない。
ソ-ス:Windowsユーザーに教えるLinuxの常識(4):ユーザーとパーミッションにみるLinuxの設計思想 (1/2) - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0110/02/news002.html
基本が大切。
関連:
・ここがWindowsと違う、Linuxのディレクトリ構造 [Linuxの使い方] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/438840/