「Gmail」向けスパム対策フィルタ

 このフィルタは、スパマーがユーザーを惑わすために悪用可能で見た目が似たUnicode Consortiumの文字に対処する。ほとんどの企業、アプリ、ウェブサイトはUnicode標準の記号を使用するため、文字はプラットフォームをまたいで利用される。しかし、一部の文字は非常に似ており、その例としては、ラテン語キリル文字の小文字の「a」がある。

 Googleのスパムおよび不正利用対策チームのMark Risher氏は、「オンライン詐欺師は、『ဝ』『૦』『ο』が『o』と非常に似て見えるという事実を利用し、混入させて調和させることにより、疑いを持たない被害者をだますことができる」とブログ投稿に記している。「皆さんは、『ShဝppingSite』に対して『ShoppingSite』、または、『MyBank』に対して『MyBɑnk』をクリックするリスクを想像できるだろうか?」

 Unicode Consortiumは、これらの種類の文字の組み合わせを「高度に制限された」ものとして一覧にしている。Googleは、自社の新しいフィルタが、Gmailユーザーに送付されたメールに含まれるこれら組み合わせをふるいにかけると述べている。

引用:
グーグル、「Gmail」向けスパム対策フィルタを新たに発表 - CNET Japan