韓国 米韓FTA批准案採決できず

当然だろ。

韓国とアメリカのFTA=自由貿易協定を巡り、韓国政府と与党は、今月中の国会の批准を目指してきましたが、野党の激しい反発で批准案の採決に向けた委員会を開くことができず、採決は来月以降に持ち越されることになりました。

韓国とアメリカのFTAは、アメリカ側で発効に向けた手続きがすでに完了して韓国の国会の批准を残すだけとなっており、韓国政府と与党側は今月中の国会採決を目指してきました。しかし、FTAが発効すれば段階的に関税が撤廃され、韓国にとっては自動車などの輸出が有利になる一方で、農家や中小企業は輸入産品との厳しい競争にさらされることが予想され、関連の団体などが十分な被害対策が必要だとして批准に反対しています。また、野党側は、韓国に不利な条件が含まれており、アメリカとの再交渉が必要だと主張して、採決を阻止する構えを見せています。こうしたなか、先月31日夜、与党側が批准案の採決に向けて国会の委員会を開こうとしたため、与野党の議員どうしが一時、にらみ合う事態となりました。与党側は強行採決は避けたい考えで、委員会を1日以降、改めて開くことを決めました。これによって、韓国政府と与党が目標としてきた先月中の国会批准案の採決は、今月以降に持ち越されることになりました。


[韓国 米韓FTA批准案採決できず NHKニュース]より