国民が馬鹿な政党を支持したものだという意味で<天罰>(1)

<首都圏などの小売店でコメの品薄状態が続いていることについて、鹿野農相は16日、「国内には十分なコメがある」として、売り惜しみや買いだめを行わないよう呼びかける談話を発表した。

農水省は、政府が保有する備蓄米の放出の検討も始めた。

鹿野農相は談話の中で、2011年産の新米が出荷される直前の今年6月末時点でも「民間在庫量は200万トンと見込まれる」と、全国需要の約3か月分の余裕があることを強調したうえで、92万トンの政府備蓄米について「いつでも放出する用意がある」とした。

そのうえで、流通業者に「出荷・販売の促進を強く指導する」と、値上がりを見込んだ売り惜しみなどの行為を行わないよう求め、消費者にも「必要以上に買いだめを行わないなど、冷静な消費行動を」と呼びかけている。

品薄状態の原因については「渋滞や給油などの物流の混乱」と説明している。

一方、被災地への支援食料について、農水省は16日、同日朝の時点で食料176万8000食、飲料水84万1000本、粉ミルク7トンを輸送したと発表した。(読売)>

首都圏のコメの品薄状態などは、どうでもいい。首都圏はまだ飢えていない。問題は東北の被災地に全国からの救援物資が届かずに地域住民が飢えに曝されていることにある。農水省は、政府が保有する備蓄米の放出の検討も始めたという。備蓄米の放出は首都圏の住民にとって朗報かもしれないが、もともとが首都圏は飢えに曝されているわけでない。

農水省は被災地に食料176万8000食、飲料水84万1000本、粉ミルク7トンを輸送したと発表したというが(読売)、道路が復旧せず配送するトラックのガソリンが枯渇しているから、発表文が絵に書いたモチになっている。

茨城県の日立市には救援物資が次々と届いている。それが目と鼻の先の福島県のいわき市に届けられないことに問題がある。自衛隊のトラック部隊を使うしかないのだが、それには損壊した道路の補修が必要である。東京に座っていて、記者会見や談話の発表でお茶を濁されていては、飢えている地域の住民の憤激を買うばかりである。

杜父魚文庫


引用元: 救援の記者会見や談話の発表は空しい 古沢襄 | 杜父魚文庫ブログ,
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